酸化還元分野の記事総まとめ
高校理論化学の中でも酸化還元の分野は特に重要です。
入試で頻出のテーマ(酸化還元滴定・電池・電気分解etc...)が複数あるだけではありません。
この分野をしっかり抑える事で、【暗記科目】と思われがちな「無機化学」や、更に「有機化学」まで体系的に理解出来る様になるからです。
これほど重要な分野ですが、良く混同される《酸塩基反応》の分野や、その他の理論分野よりも苦手な人が多いです。
そこで、このページでは『酸化還元反応分野とその周辺』を全くのゼロから解説し、
最終的には最難関大入試レベル(例えばCODの問題)まで対応できる様に、記事をまとめていきます。
頻繁に更新・追加していますので、是非ブックマーク等に登録して定期的にご覧下さい。
では、早速始めます。
目次(タップした所へ飛びます)
酸化還元分野まとめ記事一覧
第一回:基礎のキソ!酸・塩基反応との違い
名前が似ている酸塩基反応と酸化還元反応、その違いはたった一行で解説出来ます!
第二回:イオン化傾向の意味・覚え方と酸化還元反応
イオン化傾向の意味とその応用として電気化学(電池)を学びます。
「イオン化傾向とは?その意味と覚え方、そしてボルタ電池への応用」
第三回:ダニエル電池とファラデー定数の計算問題
第二回で扱った『ボルタ電池』の欠点を改良した『ダニエル電池』の仕組みと、
電池・電気分解の問題で必須の”ファラデー定数”に付いて解説しています。
第四回:電気分解とは?陽極・陰極での反応ルール
電気分解と電池の違いと、陽極と陰極の(極板の金属や炭素の違いによる)反応のルールを詳しく説明しています。
第4回+α:陽イオン交換膜法
水酸化ナトリウムの工業的製法は、電気分解を利用しています。その仕組みや典型的な計算問題を<のリンク先で解説しています。
第五回:イオン化傾向とイオン化エネルギーの違い
”イオン化傾向”と”イオン化エネルギー”の違いを答えられますか?
非常に良く似ていますが、少し違うその違いを右の記事「イオン化傾向とイオン化エネルギーの違いは〇〇だった!」で紹介しました。
第六回:酸化剤・還元剤の見分け方と酸化数のルール
酸化還元反応で必ず利用する酸化剤、還元剤の一覧と、
半反応式の記憶量を激減する方法、更に酸化数のルールの解説記事です。
「酸化剤、還元剤一覧と酸化還元反応を見分ける酸化数のルール」
第七回:アルミニウムと融解塩電解
この回は、【無機化学】との融合です。もっとも身近な金属の一つである、
アルミニウムの製法:ホール・エルー法の融解塩電解は、酸化還元反応を利用しています。
第八回:酸化還元滴定(1)KMnO4
酸塩基の中和滴定とは一味違う、酸化還元滴定の中から過マンガン酸カリウム(KMnO4)を利用するタイプの滴定を解説しています。
第九回:電池の応用(リチウムイオン電池)
我々の生活に必要不可欠なリチウムイオン電池ですが、
その最大の特徴は「二次電池」であるということです。
上で紹介した『ボルタ電池やダニエル電池』といった”一次電池との違い”を意識しながら、その仕組みを読み進めて下さい!
第十回:鉛蓄電池の仕組みと計算問題
ここでは、頻出の二次電池(2)「鉛蓄電池の仕組みと反応式・計算問題の解法」を紹介しています。
第11回:COD化学的酸素要求量のすべて
水質の汚染度をはかる「Chemical Oxgan Demand:化学的酸素要求量」の問題の解き方と、CODで汚染状態がわかる理由・仕組みを
>>「CODとは?化学的酸素要求量の手順と問題の解き方を分かりやすく解説!」<<で紹介しました。
無機化学の工業的製法
初めに書いたように、酸化還元反応やその考え方は無機・特に工業的な製法に応用されています。
もあわせてチェックしておきましょう!
・・・その他の項目も随時追加・更新してまいります。・・・