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~能動態と受動態 その①

 

この記事では以下のことを紹介します。

Ⅰ ”能動態”から”受動態”への書き換え方

Ⅱ 現在形~完了形、受動態の様々な時制の表し方

 <SVOO>・<SVOC>のより発展的な受動態の表し方

能動態と受動態とは

まずはじめに、英語には能動態と受動態という二つの形の文章があります。

能動態とは

能動態とは”動作をするものが主語”となり「~する」「~している」と訳す、私達が最もよく見かける文章のことです。

: Many people speak English. (多くの人は英語を話す)

受動態(受け身形)とは

一方で受動態とは、動作を受けるものが主語となり、「~される」や「~されている」と訳します。 

例:English is spoken by many people. (英語は多くの人に(よって)話される。)

 基本的な内容は復習できたでしょうか?

受動態への書き換え

 能動態の文章を受動態に書き換える方法は一度把握すればそれほど難しくありません。

以下で順をおって紹介していきます。

書き換えのステップ

1: 能動態の文の動作をするもの(主語)と受けるもの(文章の目的語)を入れかえる。
(受動態の文では、動作をうけるものが主語に、動作をするものが目的語となります。)
2 :主語をいれかえたらすぐ後ろにbe動詞を書く。このときbe動詞を主語の人称・時制によって適当な形にする。
3: be動詞の次に動詞を置く(動詞は過去分詞形に。)
4 最後に能動態の文で動作をするもの(主語)を「by」とともに加える。
(byの後ろが代名詞の場合、Iならme、theyならthemのように目的格を用います。)

例文と注意事項 (byの省略)

例:She wrote this book.

This book was written by her. 

この手順①~④の中で特に大切なのは②と③です。

be動詞は決して書き忘れてはいけませんし、動詞を過去分詞形に直すことも忘れてはいけません。

書き換え→「be動詞+過去分詞」でまとめて覚えておきましょう。

時制にも注意が必要です(次の項で解説します)。

また④ですが、”by”は一般論の場合に省略されることよくあります。

例えば、English is spoken (by everyone) in America. (英語はアメリカで皆に話されています。)

このような一般論の場合、(アメリカでみんなが英語を話すことは当たり前なので)、「by everyone」は省略されます

受動態と時制

 受動態は様々な時制に対応することできす。以下にそれぞれの時制バージョンを紹介します。

・現在:「am/are/is + 過去分詞」~される

・過去:「was/were + 過去分詞」~された

・未来:「will be + 過去分詞」~されるだろう

・進行形:「am/is/are/was/were + being + 過去分詞」~されている/されていた

・完了形:「have/has/had/will have + been + 過去分詞」~されてしまった/されてしまうだろう

 進行形を受動態にする

この五つの中でややこしいのが進行形の表現かと思います。

be動詞にさらにbeingを加えなくてはいけないので不自然に感じるかもしれません。

しかし、現在形と進行形の違いがわかれば理解できるようになります。

実際に例文を使って説明します。

They are watching a movie now. (彼らは今映画を観ているところだ。) ←能動文

では受動書き換えたらどの様になるでしょう。

よくあるミスとbeing

a movieが目的語だから受動文では主語に変わって・・・

「A movie is watched by them now.

 書き換えたけどこの文章、現在形と一緒じゃないか?と思いますよね。

そうなんです。この文章だと進行形ではないので不正解になってしまいます。

では「A movie is watching by them now.」ならば良いのでしょうか?

たしかにingを使っていますが、この文章は文法的に正しくありません。

このミスは意外にやりがちなので注意してください。

それではどうやって進行形にすれば良いのか・・・

ここで「beingが登場するわけです。

以下の文を見てください。

A movie is being watched by them now. (映画が今彼らによって観られている。)

これでやっと進行形になりました。たった一語、「being」を入れるだけで進行形になります。

「~されていた」と”過去”進行形なら「was/were」で対応します。

最初は難しく感じるところですが、原理が分かればカンタンに変換できるはずです

 受動態の応用(第4文型/第五文型)

 :ここからは受動態のより発展的な内容を紹介していきます。

SVOO(第四文型)を受動態にする方法

まず第4文型<SVOO>から。次の例文を見てください。

John gave me a notebook. (ジョンは私にノートをくれた。)

このように第4文型は目的語(me と notebook)が二つあって、どちらを受動文の主語にすればいいのか分かりにくいです。

この様な場合でも答えは簡単です。

目的語が二つあるなら、それぞれを主語にした文を二つ書けばいいのです!

1 meを主語にする場合
I was given a notebook by John.
2 a notebookを主語にする場合
A notebook was given (to) me by John.

(注):<SVOO>の文章でも「物+for+人」となる動詞(buy/cook/writeなど「人」を主語とする受動態にしません

(能)Jon bought me a notebook.

× I was bought a notebook by John.

A notebook was bought for me by John.

 SVOC(第五文型)の書き換え

最後に、第5文型<SVOC>の受動態を紹介します。

They call her Bell. (彼らは彼女をベルと呼ぶ。)

She is called Bell (by them). (彼女はベルと呼ばれている。)

※C(補語)は過去分詞のすぐ後ろに置きます。

受け身形(1)まとめと次回予告

その他にも受動態を使った表現はまだまだあります。

(ここでは書ききれないので、次回に以下の内容を詳しく紹介します)

Ⅰ <SVO+to不定詞>や<SV+that節>、その他の受動態

Ⅱ 群動詞の受動態

Ⅲ 受動態の慣用表現

Ⅳ <プラスα> 高校では習わない!? 受動態の裏側

などなど役立つ情報を書いていきますので、次の記事も是非活用して受動態をマスターしましょう!

関連記事へ

英語の文法を基礎から学ぶシリーズ

次回:「受動態の発展編:慣用表現/群動詞まとめ

 

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