古典(古文)を攻略!シリーズ第一回『品詞』

<このシリーズについて>

「理系で古典が苦手」といった人から『0から古文を学び直してみたい』と言う方まで、わかりやすく基礎の基礎から古文を解説するシリーズです。

できるだけ”丸暗記”にならないよう、理解しながら覚えるための“イラスト”や解説を挟みながら進めていきます。

 

<今回の内容:文法の初歩:品詞>

古文を読めるようになるには、英語などの言語を学ぶ時と同じように、『単語』・『文法』そして、『(その国や時代の)一般的な教養/常識』が必要になります。

このシリーズでは、(単語や常識をはさみつつ)『文法』を主に解説します。

その文法も「動詞」や「助詞」などの”品詞”の意味が分からないと、いくら解説文を読んでも??となってしまいます。そのため、今回は「品詞」の種類と意味を学んでいきます。

品詞とは?その分類

品詞というのは、言葉を役割によって分類したものです。具体的に見てみましょう。

品詞の分類図

品詞の分類図を作成したので、一度目を通しておいてください。

古文の品詞一覧・分類マップ

(詳しくは次の項で紹介します。)

品詞の分類:自立語8品詞と付属語2品詞

グループに分けて、うまく覚えていきましょう。英語など別の言語や、現代の日本語と対応させて考えてみるのも一つの手です。

自立語の意味と種類

自立語は以下の8種類の品詞から成り、その名の通り「単独で」意味が分かる語という風に今は考えておいてください。

付属語は(次の項で詳細を説明します)「必ず」自立語にくっついています。

では早速「動詞」から順に8種の自立語をそれぞれ紹介します。

動詞とは(用言)

まず初めは「動詞」からです。動作を表す”動作動詞”や状態を表す”状態動詞”などがあり、特に難しいことはないと思います。ただし、

・『活用』についてはルールがあるので、これは次回詳しく解説します。

(例):書く、居る、etc,,,

形容詞とは(用言)

体言を修飾します。

注意すべきは「用言」であること、活用は「ク・シク活用」である点です。

(例):高し、らうたし、、

形容動詞とは(用言)

形容動詞は英語などでは出て来ませんね。ほぼ形容詞と同じ様な働きをしますが、『活用』の仕方が異なっています。(「ナリ・タリ活用」)

具体的には、「〜たり」・「〜なり」で終わるものです。

(例):あてなり、堂々たり、、、

(再確認:ここまでの『動詞・形容詞・形容動詞』は活用(次回「(作成中)活用とその覚え方」で解説)するため、『用言』と言う名前がついています。)

名詞とは(体言)

主語になる『名詞』は『体言』です。これも無数にあります。

(例):帝・(人名)・(地名)・etc,,,

自立語の中でもここまでの用言3つ+体言が特に大切です。

これから先の以下の4品詞は、優先度が少し下がるので(特に初めのうちは)必要な時に見返す様にしましょう。

接続詞とは

文と文を接続します。順接・逆説などの意味を持ちます。

(例):されど、かつ,,,

感動詞とは

感動や感嘆をあらわします。

(例):あな、えい、,,,

副詞とは

副詞は、英語でもそうですが”形容詞”・(”形容動詞”)・”動詞”を修飾します。

(例):いと、げに、etc,,,

連体詞とは

連体詞は名前の通り体言=名詞に連なって修飾を行う品詞です。

・活用しない 

(例):この、その、あの、等

 

付属語の意味と種類

付属語(全2種類)と自立語の最大の違いは、”付属語のみでは成立せず、常に自立語とともにある”という点にあります。

そんな付属語ですが、助詞と助動詞は読解や文法問題を始め、もっとも問われる品詞であり、最重要と言えます。

<品詞分類図を再掲しておきます。>

古文の品詞一覧・分類マップ

助動詞(活用する)とは

先述した通り、古文において最重要の品詞です。助詞と合わせてどれだけしっかりち理解できているかによって、古文の成績が左右されます。

※助動詞は【活用・意味・接続・識別】など覚える事が多いので、本シリーズ中の【助動詞編】でそれぞれのコツや識別のテクニックを含めて紹介します!

(例):『たり』・『けり』・『ぬ』、、、

助詞

助詞はさらに大きく5つ(格助詞・接続〃・終〃・係〃・副〃)に分けられます。

いずれも読解時に非常に重要になる (+接続/識別でKeyとなる)ものばかりなので、少しずつ覚えていきましょう。

(例):『の』、『が』、、、

古典第1回『品詞』まとめと次回『活用』へ

さて、今回はザッと品詞の種類とそれぞれの特徴・意味を見てきました。

これからの続編では、品詞の中でも特に重要なものと、それらの『活用』・『識別』・『接続』等々・・・について最小限の記憶で済む様に解説していきます。

古文・文法シリーズ一覧

古典文法第一回:「(今ここです)文法概観と10品詞まとめ」

古典文法第二回:「動詞の活用:効率的な覚え方やコツなど

古典文法第三回:「形容詞・形容動詞の意味と活用、種類

古典文法第四回/助動詞編第一回:「助動詞の全体像と学び方」(NEW!)

 

 

今回も最後までご覧いただき、有難うございました。

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