物理の演習用問題集まとめ

<この記事の内容>:当サイトで学んだ物理・物理基礎を定着させ、合格に近づける為に取り組んでおきたい演習用の問題集を紹介します。(難易度/オススメ度/順番、など)

化学編:「化学の演習用問題集3選+1

数学編:「ハイレベル向け数学問題集6選

物理問題集(標準レベル)の選び方

基礎レベルは学習済みという前提で、演習用の問題集を紹介していく為、少々スタートレベルは高くなっています。基本的な内容はぜひ「当サイトの物理・物理基礎の記事」を利用してインプットしてみてください。

到達レベル:中堅国公立大・中堅〜難関私立大

(ここで紹介している参考書それぞれについて、より詳しい使い方等について追記していきます)

良問の風の難易度・使い方

 

物理の浜島先生が手掛けられた『物理のエッセンス→良問の風→名問の森』シリーズの2番目として用意されているのがこの”良問の風”です。

”エッセンス”や後述する”名問の森”が二分冊になっている一方、良問の風は全分野が一冊にまとめられており使い勝手が良くなっています。

なお、中堅クラスまでの大学であれば良問の風を完全に解きったあと過去問に移りましょう。

物理基礎問題精講

おなじみの〇〇問題精講シリーズで

入門→基礎→標準→思考力

とレベルアップしていく中で下から二番目の問題集です。下の基礎問はスライドすると中身が見れるようになっています(小さいですが。。)

 

さて、下から二番目といっても、標準問題精講シリーズの中では理科、特に物理はトップクラスの難しさなので、この基礎問題精講でも十分に演習効果が得られます。

(この基礎問の次は、標問に直接接続せず”名問の森”などを挟む方が良いです。)

重要問題集(物理)

化学ではほぼ必ず使用するであろう”重問”の物理・物理基礎バージョンです。

 

化学の重要問題集に対して、物理の重問はみんなが『ほぼ必ず』通るルートと言うわけではないので、良問や基礎問、次に紹介する名問の森が合わなかった人(や学校等で配布されている人)は試して見ましょう。

逆にそれ以外の人は敢えて重要問題集を選ぶことは無いかと思います。

物理問題集(難関レベル)の選び方・使い方

到達レベル:東大/京大理系(理三・医学科を除く)、難関大学医学部医学科、単科医大。

名問の森の使用法

良問の風の次、あるいは物理のエッセンスから直接接続するのに適した、シリーズの3番目「名問の森」です。

波動分野が2冊に渡ってしまっているのが若干デメリットです。。

化学の重問と同じように、難関大を目指すならばほぼ必ず解いておきたい(特に浜島先生のエッセンス・良問に取り組んできたならば)問題集です。

使い方

問題は小問ごとに赤の★★→★→黒の☆→☆☆ の四段階で表されており、パッと見て★〜☆の解法が思いつくくらいになったら取り組み始めましょう。

このレベル表示や問題文の下にポイントを書いてくれている点など、特に独学で勉強をしている人にとっては助かる問題集です。

最終的に一番上の☆☆が解けるようになるまで繰り返して解いていきましょう。

 

(最難関大学・医系以外はここから過去問に移りましょう。)

赤本/過去問の使い方や解く時期/過去問が無くなった時の対策まで

物理標準問題精講(難系の代わりに)

先述した通り、『標準』と名前にありますがレベルは最高クラスです。やさしい理系数学(やさ理)のようにタイトルとかけ離れた内容です。

(なお、この上に『物理:思考力問題精講』と言うものが出版されていますが、受験においてはややオーバースペックです。他の科目とのバランスや、共通テストでの文系科目の対策などとの兼ね合いをよく考えて、それでも余裕があれば取り組むことをおすすめします)

 

問題は東大・京大・東工大をはじめとする最難関大の良質な過去問から選ばれており、問題編と解答解説編の二冊子に切り離せる点も使い勝手が良いです。

何よりもこのレベルの問題集としては珍しいほど、解説編の冊子ではそのテーマとなる内容や重要事項を解説→問題の丁寧な解答・解説を載せてくれているという点で、上記の大学・学部を志望しているならば必ず取り組んでおきたい問題集です。

標問では、小問ごとに(難易度が低い→)無印→★→★★(→難易度が高い)この順番でレベルを書いてくれています。

※しかし、このクラスの問題集までたどり着いたならば、一周目はレベル表示を気にせず時間をかけてじっくり取り組んでみましょう。

難系について:

また、これまでは『難系』こと「難問題の系統とその解き方』が「名問の森」の次、過去問の前に取り組む「鉄板のルート」になっていました。

しかし難系は解説がやや簡素で『取っ付きにくい』と感じる人も多いなど、昔から全員に推奨できるものではなく、現在はこの標問を過去問前の最終ステップとしてオススメしています。

物理の参考書・関連記事まとめ

<微積物理について>:今回紹介していないですが、微積分を多用して物理を解説している参考書・問題集があります。

筆者としては、基本的には無理に微積分を使って問題を解く必要はないと考えます。

ただし、公式の導出や理解の点において(単振動や交流回路など)、普段は特別いわゆる”微積物理”を使わなくとも、前提知識として数学Ⅲの微積分の知識を待っておくことで物理は大分見通しが良くなります。

理系/医系向け最難関レベルの数学演習書

(当サイトでも、導出過程では微分積分・特に簡単な微分方程式を使って解説しています。)

・「単振動を微積使用・不使用2パターンで解説

・「ポアソンの法則の導出

・「RLC直列回路とインピーダンス

その他「微分方程式の利用カテゴリー」等々・・・

従って、理解は可能であれば微積分をもちい、問題集は一般的な解法(この記事で紹介した本)を使って演習することをお勧めします。

参考書/問題集/勉強法の記事一覧

赤本・過去問の使い方/時期などのまとめ

勉強法カテゴリーへ

化学の演習用問題集3選+1まとめ

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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