化学の演習用の問題集を紹介

<この記事の内容>:当サイトで学んだ”化学・化学基礎”の知識を定着させる+さらに実力をつけるために最適な参考書(化学の問題集)を厳選して紹介しています。(上の画像は筆者の所有する参考書の一部です)

(以下の問題集に取り組んでいる時に、”知識の抜け”や”わからないところ”を発見する事も多いかと思います。その場合には『スマナビング!』の当該記事を再び参照してもらえれば幸いです)

物理編:「物理の問題集5選〜難関大への参考書〜

数学編:「数学の難関大向け参考書・問題集6選

化学重要問題集のレベル/使い方

今回は化学範囲の【演習用】の問題集の紹介なので、少しハイレベルなところからのスタートとなります。

化学の重問:オススメ度と使い方

まずは、誰もが知っておりおそらく利用者数も最大に近いであろう『重問』こと化学重要問題集から紹介しています。

重問は物理や数学でも出版されているのですが、それらに比べても完成度・知名度ともに上回る『まさに鉄板』と言えます。

(※:重問は毎年度新版が出ます『〇〇年』が、大部分が変化するということはまず無いので買い替える必要はありません。)

理論・無機・有機の広範囲を、ある程度のボリュームで”ムラなく”カバーしてくれている為、まず重要問題集を繰り返すことをおすすめします。

A問題・B問題に分かれていますが、B問題にも良質なものが多いので、できれば飛ばさずに取り組んで欲しいと思います。

苦手な単元一章分を時間のあるときに、まとめて解いていくことをお勧めします。

何と言っても250問ほどあるので、1番から順に解いていくよりもその方が効率的です。

(ただし、独学や進学校で先取りしている場合で、時間があるならばはじめから解いていくがベターです)

少し解答解説が少ないと感じる人もいるので、その場合には手元に(下で紹介する)「化学の新研究」を持っておくと、特に独学の場合重宝します。

難易度と目標レベル

難易度は教科書傍用問題集+α〜難関大レベルです。

最後にある『総合問題』は難易度が高いだけでない、頭を良く使う良問が集められています。

中堅〜難関私立・中堅国公立の志望者はここまで(総合問題を含む)の範囲をしっかりやり込んだら、過去問に入りましょう。

それ以上の旧帝大・医学部医学科等を目標とする方は、次の問題集に移りましょう。

化学標準問題精講のレベルと使い方

標準問題精講シリーズは今でこそ各科目で展開されていますが、元々は英語のみ(原仙作先生という伝説的な英語講師が執筆され、初版は1933年!という一世紀近くにわたって使用され続けているベストセラー)でした。

化学の標問のオススメ度と使い方

今回紹介する3冊の中で最も推奨している問題集です。

理系の標準問題精講はいずれもハイレベルで(特に物理)知られています。

ただし、しっかりと力のつく良問(100問)がセレクトされており、解説も非常に親切・丁寧なので

・最難関大(の非医学科)

・国公立医学部医学科、難関私大医学科

を目指すなら必ず取り組んでおいて欲しい問題集です。問題編と解答編が別冊になっているのも便利です。

標準問題精講のデメリット

かなり良質な問題集ですが、敢えて欠点を挙げるならば「問題数」がやや少なめであると言う点です。

とはいえ、重要問題集+標準問題精講だけでもかなりの問題をカバー出来るので、(次の項で述べますが)一部の大学以外を志望しているならば、過去問に移るか他の科目に注力したほうが良いです。

標問の次は?

ほぼ全ての大学・学部の合格ラインに到達出来るので、過去問に移りましょう。

単科医大や最難関大医学部医学科志望等の方は、つぎの「新演習」へ。

化学の新演習・化学の新研究

最後に紹介するのは、化学の新演習(問題集)と化学の新研究(辞書的な参考書)です。

化学の新演習の使い方と注意点

化学の新演習の注意点を先に挙げておくと、まず量が膨大な上、問題を解く際に必要な定数が与えられていないなど(これで散々悩んで解答を見ると、普通に既知として使われていた事もあります・・・)に加えて、誤植があったりとややクセのある問題集です。

化学標準問題精講がある今、全部の問題に取り組むよりも『志望校が好んで出題している単元』や、『苦手意識のある分野』だけを集中的に取り組む方法が効率的です。

難易度は全体として最高レベル、この上にまだ数冊難しいものが市販されていますが、ここまでで(どの大学・学部でも)必要十分です。

化学の新研究は手元に置いておきたいが、のめり込みに注意

新研究は特に独学や先取りをしているときにわからないことを非常に詳しく(詳しすぎるくらいに)説明してくれています。

それゆえ、化学が好きな生徒の中にはみっちりと文字の詰まった800ページ以上あるこの新研究を読み込んでしまうこともあります。

よほど時間が余っている人は別ですが、そうでない人は辞書として必要な時に調べる程度にとどめておきましょう。

参考書・問題集シリーズへ

赤本(過去問)の使い方と時期などを徹底解説

物理の問題集5選へ

数学編:独学・最難関大への問題集まとめ

 

当サイト:『スマホで学ぶサイト、スマナビング!』では、この記事でも紹介したように「参考書・問題集」などの選び方や使い方についてシリーズ化していく予定です。

参考書等に関する質問(評判や使い方、レベルについてなど)・リクエストは『どの科目・単元でもOK』なので、記事として取り上げて欲しいものがございましたら、コメント欄までぜひお寄せください。

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